2023年6月23日

AOKZOE A1Proレビュー #1 開封・外観・操作編

AOKZOE A1Proを開封し、外観を見てみます。コントローラーなどハードウェアに関する感想、キーボードのないハードを便利に使うための解説を書きました。

#0 座学と購入編
#2 ベンチマーク・ゲーム動作編

※今から紹介する内容はIndiegogoで先行発送されたものであり、ハイビーム社が販売する日本国内向け正規品とは仕様や付属品が異なる可能性があります。

箱(天面) インボイスは全て抜き取られています

伝票は11インチiPad Proで隠さなきゃ… 外箱は結構小ぶりに感じます

開封 ケースが出現

化粧箱が出現

化粧箱はダンボールに隙間なく入っていました。緩衝材はありません!
日本の宅配便ならこれでもまず破損はないはずですが、アメリカだと中身は破損してしまうのではないでしょうか。
外箱のテープを切る際に刃を入れる時はかなり注意深くなる必要があります。

化粧箱

化粧箱側面

オープン まず追加購入したガラスプロテクタが見える

画面保護フィルムはあらかじめ貼ってあります。光沢があり余白が全くないため、存在を認識できません。

ガラスプロテクタも余白が全くありません。
余白のないガラスプロテクタを貼るテクニックを私はまだ習得していないため、何もいじらずフィルムで運用することにしました。

本体が出てきた

エンベロープが出てきた

エンベロープの下に充電器がある

エンベロープの中身

上の紙に下の保証書が挟まっていた

内側

THANK YOU FOR YOUR PURCHASE

その内側

充電器を箱から出した

65W充電器の詳細

65W充電器(FC139C)ですが、ロック穴とPSEマークがないため日本で使うのはやめましょう。
私の家には65W充電器がApple 67W充電器しかなく、MacBook Proと共用することになったため充電事情がピンチです。65W充電器を調達するべきなんですがなかなか踏ん切りがつかず……

当然ですが、ハイビームではPSEに適合したものが販売されるものと思われます。

ケースを開けていく

切り取り線があったが全然ダメ

表面

裏面

ケースを開ける なんか入ってた

フレグランスサシェ

食べ物ではありません

本体を入れた様子 隙間はなくアクセサリを入れられない

画面側

背面

天面

底面

ブートロゴがAOKZOE

キックスタンド 何とも言えない角度まで開く

iPadと比較してみる 厚さは表現できていないが、もちろん下の方が分厚い

本体は729gで、仕様の通りとなっています。
ケースは262gでした。

1kgは超えませんが、ケースに入れて持ち歩くと結構重たく感じます。

本体重量 729g

ケース重量 262g

初回起動時は充電をしなから電源を付けましょう。バッテリーを過放電して出荷したという訳ではなく、機械とはそういうものなのです。

多くのWindowsマシンでは通常、電力の足りない充電器に繋ぐと警告しつつも充電を試みてくれますが、AOKZOE A1シリーズは65W以上の充電器でないと認知すらしてくれません。
ただ、Apple 67W充電器にAnker 7-in-1 イーサネットハブを繋げた場合では充電が可能でした。このハブは受け付ける電力が60Wかつパソコンへの給電は48Wという仕様ではありますが、なぜか充電ができています。PDの仕様って本当にややこしいですね。

スリープ関連で一部トラブルがあるようです。WindowsとAMDの組み合わせならさもありなん。

AOKZOE A1のファンについて、YouTubeのレビュワーのほとんどが「気にしない」と言っていた印象があります。
しかし私にとってはこのファンは不快であり、AOKZOE A1の評価を下げる要因になり得ます。

なぜなら私は日々14インチMacBook Proを使っているためです。14インチMacBook Proは普段は全く音をたてません。高負荷をかけてファンが6000回転になったとしても、振動はありません。
MacBookと比べると、AOKZOE A1Proのファンは、動作回数・騒音・振動の全てにおいて劣っています。

いや、もうApple製品と比較するのはやめましょうーー私がかつて使っていた貰い物のMSI製ゲーミングPCは常に離陸しそうな音を発しており、CPU温度は常に90℃でした。
AOKZOEのファンコントロールは50℃以上に温めないようにする強い意志を感じます(それでも高負荷をかけると80℃にはなってしまいますが)。
MSIとの比較では、AOKZOEに文句をつけることはできません。

Xbox ワイヤレス コントローラー(Series X|S世代、以下Seriesコン)くらいしかまともなコントローラーを触ったことがないのですが、コントローラを触った感覚についての感想です。

                                    
Dpad好きではない。形状が平滑すぎて親指で凹凸を感知しにくい。ストロークが浅すぎる。クリック感などのフィードバックが薄すぎる。
中心軸は微かにあり、上下/左右が同時に押されることはありませんが、とにかくストロークが低いのです。
ではSeriesコンに比べて精度が悪くなるのかというとそういうわけでもなさそう。
格ゲーはやっていないので参考にしないでください。
ジョイスティック良い。
Avg. Errorが0.1%は多分すごい。キャリブレーションも簡単にできるそうです。
押し込みは、スティックを動かさずまっすぐ入力できるよう重みが付けられています。
ABXYボタン遊びがなくて良い。Seriesコンはカチャカチャうるさかった。
ところでGPDのABXYって小さすぎませんか?
RBLB特に問題はなさそう。普通。
RTLT好きではない。動いている間ずっとプラスチック同士が擦れた音と感触がある。「指の力で(歯車を介して)状態を変化させるおもちゃを触っている」感じ。
精度はSeriesコン(1%単位)の半分程度(2%単位)。
押し込むときには完全押し込みで1になる(手前で1にならない)のはいいのかも?
バイブレーション(テストできていないので後ほど)
6軸ジャイロBosch BMI0160搭載。画面回転はしたので動いていることは確認。
Xboxボタンない ホームキー長押し

Seriesコンと比較 右

Seriesコンと比較 左

ゲームパッドテスター Circularity

率直にあまり良くない、音楽鑑賞には向いていないと感じました。

「いなくなる音域」はないがおもちゃっぽさがあるという感じです。
おもちゃっぽいというのは、サウンド再生機能を持った樹脂製のおもちゃのような、かすれた感じということです。でもおもちゃと違いPCですから音源はやたらリッチなんですよね。

エイジングでよくなる可能性が……あるのかなぁ。
でも私は14インチMacBook Proのスピーカーですらあまり満足しておらず、これを踏まえるとPC本体のスピーカーは評価のしようがないかもしれません。イヤホンで聞きましょう。

画面には大満足しています。8インチは大きくて素晴らしいし、期待以上のクオリティでした。

発色はよく、確実にsRGB 100%を満たしています。色が変な方向に転がっていることもなさそうです。

沈み込みが少なく、角度によって色が変わることもありません。

明るさも、十分暗くできますし、十分明るくもできます。

タッチ操作にはもちろん対応しています(10点タッチ)。スタイラスペンには対応していないようです。

が、この液晶、なんと焼きつきます!!!!!!
有機ELではないのでスリープや再起動などで画面をオフ&オンすると治りますが、スクリーンセーバーを有効化しておくべきです。

キーボードボタンを押すとオンスクリーンキーボード(osk.exe)が立ち上がったり消えたりしますが、oskはテキスト入力には向いていません。
コマンド入力などoskが役立つ場面もありますので、完全に無効化するのも微妙そうです。

Windows 11でのタッチテキスト入力は、操作性とデザイン性の良いタッチキーボード(TabTip)を使いましょう。次のように設定するとTabTipをほとんどのテキスト入力で利用できるようになります。

  1. タスクバー設定 - システム トレイ アイコン - タッチキーボードを「常に表示する」
    → タスクバーからTabTipを呼び出せるようになります
  2. 時刻と言語 - タッチ キーボード - タッチキーボードを表示するを「常に表示する」
    → テキスト入力エリアを指でタップするとTabTipが表示されるようになります
    (AOKZOE A1ではキーボードと認識されうる何かが常に接続されているようです……)

オンスクリーンキーボード osk

タッチキーボード TabTip

タスクバー設定

タッチキーボード常時表示

海外製PCでありがちなことですが、キーボードを接続してもJIS入力として認識されないことがあります。
次の通りに設定し再起動することでJIS入力にできます。

時刻と言語 - 言語と地域 - 日本語 … - 言語のオプション

レイアウトを変更する → 「日本語キーボード」 → 「今すぐ再起動」

ファンクションキー(ホーム・キーボード・TURBO)の使い方は説明書を見ないとわかりません。ここだけは絶対に説明書を読みましょう。
使いこなすと結構便利です。

OneXConsoleのタスクトレイアイコンのコンテキストメニュー(右クリック/長押し)から確認できる組み合わせもありますので、併せてご確認ください。

ゲーム機として使いやすくするためのOneXConsoleがインストールされています。
ASUSのArmoury Crateのようなものですが、こちらの方が幾分か安定しているのではないでしょうか。

TURBOボタンを押すとTDPや画面輝度を変えるためのゲームセンターパネルが開きます。ワンクリックで15W/28Wを切り替えられるという説明が一部であるようですが、何かの誤解でしょう。
個人的にはタッチで操作するのが使いやすいと思っていますが、ゲームパッドでも操作できます。

OneXConsole Game Center Panel

左側のウィンドウは、ワンクリックスタートをY選択かロングタップするすることで開けます。
フレームレート制限を設定することで「FPSを監視、動的TDP」(AutoTDP)が選択可能になります。AutoTDPを使用すれば、TDP設定を気にせず長時間快適にゲームを楽しめることでしょう。

ワンクリックスタートをA選択もしくはタップでRTSSとHWiNFO64が起動します。
自分でこれらをインストールする必要がありますが、OneXConsoleは親切なので迷わずインストールできるはずです。

TURBOボタンを長押しで、ゲームライブラリパネルが開きます。
ここでYを押すとゲーム追加メニューが開き、Steamゲームのスキャンなどができます。

まとめると、

です。

Surface Proがあるのですから当たり前の話ではありますが、Windowsはキーボードがなくても殆ど不便しないようになっています。キーボードを持ち出す必要が……なければ良いですね。

次回はベンチマークでRyzen 7 7840Uの性能と仕様に迫ります。

#0 座学と購入編
#2 ベンチマーク・ゲーム動作編