2023年6月18日

11インチiPad Pro(第3世代,2021,M1) 開封と軽いレビュー

14インチMacBook Proを購入した直後、M2搭載iPad Proが発表されたことも相まってiPadが欲しくなったため、11インチiPad Pro(第3世代)Wi-Fiモデル スペースグレイ(MHQR3J/A)を購入しました。

11インチiPad Pro(第3世代)は、現行(第4世代)の1世代前のモデルで、Apple M1チップを搭載しています。

現行のM2チップでは、M1が誇る他の追随を許さない圧倒的な性能と省電力性に加え、ProResエンコード対応のメディアエンジンが搭載され、GPUが8コアから10コアに増えました。
しかし普通の人はProResを扱いませんし、iPadの小さい筐体では排熱が追いつかずGPU性能も発揮できないでしょう。iPadではM2になった恩恵はほぼないと思います。

レシート

22/10/23にスペースグレイをヤマダデンキで購入。117,800円でした。

当時は在庫がなくなるのではないかと思って店頭で購入しましたが、23/6/18時点でもかなり入手性はいいですね。

現在はApple認定整備済製品が99,800円(Wi-Fi,128GB)で販売されています。今のところはこちらを強くお勧めします。
11インチiPad Pro(第3世代)Apple認定整備済製品 ⇨ スペースグレイ/シルバー

条件を満たして楽天リーベイツ経由でAppleストアで注文確定すると、整備済製品でもポイントがもらえるはずです(詳細はリーベイツ公式サイトでご確認ください)。
料率はときどきで変わりますが、楽天スーパーセール時は料率が高くなるようです。

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(Apple製品はコストコでも安価に販売していますので、そちらも併せてご確認ください)

箱です

ピリピリします

ムシャムシャ ※食べないでください

開けます

付属品をご覧ください

充電器は20Wです

本体の保護フィルムを外します

背面

ディスプレイです(埃がすごいですがご容赦ください)

背面カメラモジュール

前面カメラモジュールとFaceID

底面

右側面 Apple Pencil 2を充電できます

左側面

天面

/コンニチハ\

iPhoneを近づけるだけで簡単にセットアップできます

Apple Care+が安い

iPadはApple Care+がMacやiPhoneに比べ安価です。
本体の修理代は最大4,400円で、エクスプレス交換にも対応しています。
(ただしiPhoneのような盗難・紛失プランはありません)

120Hz液晶でペン入力が快適に

11インチにもなると、120Hzと60Hzとでは体験が大きく変わると感じました。
特にペン入力で紙と同じような書き心地を得るには120Hzが必須だと感じます。

SidecarユニバーサルコントロールでMacの作業領域を拡張できる

Sidecarやユニバーサルコントロールでは、本当にシームレスにMacの体験を拡張できます。Vision Proも拡張するソリューションですが、バッテリー持ちはこちらの方が勝ります。

iPhoner/iPad向けゲームが快適に遊べる

ゲームをするには本当にいい端末だと思います。GPUパワーもしっかりあります(M1はRyzen 7/9 6000シリーズの内蔵GPUと互角です!)。
原神を120Hzでプレイできます。ただし筐体はとても熱くなります。

カラオケ端末になる

Apple Music Singを使うと、iPadでカラオケができます(ガイドメロディや採点機能、キー変更などはありませんが)。

iPadでカラオケ(リアルタイム歌詞とボーカルキャンセリング)

帯に短し襷に長し

iPadはスマホとパソコンの中間的な存在であり、多くの方にとっては必ずしも必要なツールではありません。
10万円の使い方として本当にiPadが正しいのか、キーボードとトラックパッドで恒常的に作業するならMacBook Airの方がいいんじゃないかということは、よく考えて購入されるといいと思います。
(私はペンでメモを取ったり簡単に動画視聴したりするために購入しました)

ちょっと重量が重たい

当たり前ですが、スマホより重たく(466g)、長時間持つのには向いていません。もちろんMacBookよりは軽いですが、キーボードを付けると割といい重さになります。
特に12.9インチiPad ProにMagic Keyboardを付けると13インチMacBook Airを超えます。

イヤホンジャックがない

イヤホンジャックは欲しいです。

iPadの選び方

イラストレーターの方は、ホバーが使える現行のM2 iPad Pro(11インチ第4世代/12.9インチ第6世代)のみが選択肢と言っていいでしょう。
冒頭ではM2の恩恵はほぼないと説明しましたが、M2 iPad Proではペンのホバーに対応するようになりました。 絵を描く方、特にプロのイラストレーターの方には必須でしょう。Surface Proでは昔から対応していたため、搭載が遅すぎると言わざるを得ませんが、永遠に搭載されないよりはマシですね。

その他の方は 11インチiPad Pro(第3世代)のApple認定整備済製品(記事冒頭にリンク)か 10.2インチiPad(第9世代) かの2択だと思います。

A12X/Z搭載iPad Proを勧める意見もありますが、今からA12世代を購入するのは避けるべきと私は思います。

10.9インチiPad(第10世代)はちょっと高すぎると感じますが、ベゼルが狭くなったり前面カメラが横画面で適した位置になったりしたことは無視できません。
でもApple Pencilが第1世代なのでやっぱりちょっとお勧めしにくい……

あとiPad miniもありますが、私がこのサイズを理解できていませんし、誰もiPad初心者にはお勧めしていない感じがします。
2台目用だったり特定用途だったりApple信者向けだったりという感じかと思われます。

iPadはそのまま使おう

iPadはそのままで使うものです! ただでさえ重たいのにケースなんて付けていられません。
Apple Care+に加入してそのままガシガシ使いましょう。

ただお出かけするのにそのままはまずいので、マグネットでつけ外しできるなど簡単にそのままになれるカバーがお勧めです。
私はAmazonでELECOMの薄型ケースを1000円で購入しましたが、この型番はどうやら終息のようです。

Apple Pencil高すぎ問題

Apple Pencilは、第1世代は1.5万円、第2世代は2万円近くと大変高価なものです。しかも失くしやすい。

第2世代については、STOUCHGOOJODOQといった中華メーカー(?)がよく似たものを出しているため、まずはそれを使ってみるのがいいと思います(吸着無線充電対応のものを選びましょう)。
(私はSTOUCHを10ヶ月近く使っていますが、特にこれといって問題は起きていません)

このような互換ペンでは筆圧検知やペン軸2回タップで描画ツール切り替えができません(他にもできないことがあるかも)。
特にイラストレーターの方は純正のApple Pencil(第2世代)を購入されることをお勧めします(こちらも高額な提案になってしまいますが、コストコなら割安で購入可能です)。

Apple信者コミュニティを見るとLogicool Crayonがよくお勧めされているのを見かけます。Apple Storeでも販売しています。

バッテリーがどのくらい持つのか気になったため簡単に検証してみました。

バッテリーが減りがちなアプリとして原神をやってみましょう。
最高設定→フレームレート60で、バッテリー10%の警告が出るまで放置しました。

画面設定

この状態で放置!

23:39に100%で測定開始したところ翌日2:07に10%警告が出ました。
よって、100%→10%が2時間28分との結果になりました。

設定アプリのバッテリーページ

3時間持たないのは酷い、と言うのは簡単ですが、11インチiPad Proのバッテリー容量が28.65Whであること(参考:ROG Allyは40Wh)、さらにWQHDに近い解像度であることを考慮すれば、相当頑張っているのではないでしょうか。

というか、次にレビューするゲーミングUMPC(ROG Allyではありません!)と比較するためにこの検証を行ったわけです。次のレビュー記事をご期待ください。